GARDEN CITY LIFE

緑丸と申します。日々、アンテナに引っかかったことを綴っていこうと思います。

7th Festa 大トリ動画に妄想が捗ってしょうがない。

さてさて、KAKU-tail7の全120作品。
どれもこれも素晴らしく、楽しませて頂いたわけですが、
どうしてもあの作品について気になって気になってしょうがない。

ということで、思うが侭に妄想をぶちまけてやろうじゃないの、
というのが、今回のエントリー。
完全に矛盾を多く抱えた、垂れ流し更新ですので、ご容赦下さい。


取り上げますのはこちらの動画。

iM@S KAKU-tail Party 7th Festa」 6th night E

6-E枠、大トリを飾った、M@co.jPの動画であります。

(以下、ネタバレと妄想を多分に含みます。)


個人的には伝説的とも言える、伊織2連発で締めた
前回のKAKU-tail6。

iM@S KAKU-tail Party 6」 6th night E

ここでのM@co.jPの動画(以下「6動画」とします)では、
トップアイドルとして、今なお最前線で活躍する伊織と、
芸能界から離れた(多分挫折した)やよいが、
初めての出会いから10年後、再会するまでを描いています。

やよいの左手薬指の指輪。
そしてその後に現れるPらしき人物。
コメントでは「Pとやよいは結婚したのか」的な意見も多く、
自分も当時、そんな風に感じつつ視聴した記憶があります。


でも、今回のKAKU-tail7の動画(以下「7動画」とします)で
始めに出てくる、破かれて補修され、伏せられた写真。

あれを見た瞬間、それは違うんではないかな?と思ったのです。



そもそも6動画でやよいが芸能界から離れた要因は、何だったんだろう。
それは6動画でも、7動画でも語られていません。
「Pとの結婚」がその引き金だったとしたら、6動画のような
あんな絶望に暮れるやよいの後姿にはならないのです。
むしろみんな、祝福するはず。

なのでここは、やよい自身が何らかの理由で自信を喪失した、
と考えるのが自然でしょう。


そして気になるのが、やよいと伊織が今まで音信不通だったのは、
喧嘩別れによるものだったのか。
それも、7動画での再会のときの2人の表情を見るに、違いますよね。
ここでもあえて触れますが、仮に喧嘩別れだったとして、その要因が
「Pとの結婚」にあるとしたら、6動画の冒頭、原因を作ったやよいが
伊織へメールする、なんてことは、やよいのキャラクターを考えると
どうしても想像できないのです。




7動画の始まりは、伊織の(おそらく10周年の)記念ソロアルバム。

そこに用いられたのが、今回の楽曲モチーフである「オレンジ」。
一般人として普通の主婦として幸せな日々を過ごしていたやよいが、
この曲を聴いて、会いたい人=伊織を思い出す。
かつての自分にも後押しされて、疎遠だった伊織に対して
思い切ってメールを送ったのではないでしょうか。


一方で伊織。
6動画の冒頭、思いがけない人物からのメールを受信します。

名前を見て、嬉しさと懐かしさと、ちょっとした悔恨の混ざった、
複雑な表情を浮かべているように見えます。

自身の10周年を祝う街中のモニター(看板?)に背を向ける。
それはきっと、身バレ防止のためだけではなく、記念のときを
大切な親友とともに同じ舞台で迎えることができなかったことへの、
寂しさなのかもしれません。



6動画、7動画ではそれぞれ、初めての出会いと成長の過程が描かれます。
夜空に誓ったお互いの夢=アイドル。

伊織にとっては、自分の存在価値を示すために、絶対に譲れない地位。
やよいにとっては、皆を元気にして、自分も元気になれる、憧れの存在。


現実は無常で、2人が揃って活動することはできず、時間も流れ、
やよいがアイドルを諦めようとしたとき。
伊織は、親友に声をかけることができなかった。
やよいも、親友には何も言えなかった。
そして彼女たちは、独りになった。
6動画の「背中で語る歴史」は、多分、そんな感じではないかと。


原因は不明だけど、やよいが芸能界を離れて以降、2人の距離は
決定的に離れてしまい、相手を思いつつ、連絡が取れない、
そんな状況なのではなかったかと考えます。

多分、Pはその当時も、そして今も、変わらずPなのだと思うんです。
で、2人それぞれに、相手に連絡を取ってみたらどうか、という提案は
してきたんでしょう。
でも、きっかけがつかめず、今まで来た、という感じではないかと。

なぜこう思ったかというと、Pがやよいの旦那なら、いくらでも
2人を会わせる機会を設けようと試みたと思うんです。
なので、それはないな、と思った次第です。


やよいとしては、一歩引いてしまったんだろうなあ、と考えます。
自分はリタイアした立場で、伊織は成功者だ、という劣等感。

一方伊織も、親友であるやよいが本当に悩んでいたときに
何もできなかった、という後悔に苛まれ、自分から声をかけることが
できなかったのかもしれません。


そう考えると、「オレンジ」という曲を通じて間接的に相手の想いを感じ、
背中を押されたやよいが、勇気を出してメールを出したというのが、
凄くよく、分かります。



しつこいようですが、「やよいはPと結婚したのではない」と思う理由。
上記でも色々触れてきましたが、それら以外にも、もう2つあります。

1つは、7動画の「千早のドームツアー」のトレーラー。

アイドルから歌姫へ、着実に成長を遂げた千早。
10周年を迎え派手にPRする伊織と同様、彼女の成長には、
やはり、デビュー前から彼女を知るPの存在は欠かせないはずです。
もし仮にPがやよいと結婚して、それで(少なくとも)伊織とやよいの間が
険悪になっていたら、原因であるPが事務所に居られるはずがないのです。
(更に言えば、千早はやよいのユニット仲間でもあったので、Pとやよいのせいで
事務所が最悪の雰囲気になったら、活動をストップすると思うのですね。)

2つ目は、6動画のPの登場シーン。
あのシーンでのPとやよいの様子が、まるで夫婦っぽく見えるのは、
確かにその通りなのですが、注目したいのはPが登場した瞬間の2人の表情。

やよいは驚き、伊織は「遅かったじゃない」といった表情をしています。
7動画でやよいは、電車で独りで(かつての自分と一緒ではありますが)
移動しています。もし2人が夫婦なら、Pにも多少事前の根回しは
するのではないでしょうか?


となると、やよいからのメールを見て、伊織が今も尚現役で馴染み深いPを
旧事務所での待合せに誘った、と見たほうが、個人的にはしっくりきます。

少女のころの2人。多分Pに電話しているであろう伊織と、それに驚くやよい。
このシーンは、そのことを象徴しているのだと思います。

そしておそらく、Pも、やよいと再会するのは久々なのでしょう。
現役当時と変わらない雰囲気で話し込むPとやよいの姿に、悪戯心が働いて
「なに伊織ちゃんを差し置いてイチャイチャしてんのよ!」と言わんばかりに
少女の頃のようなハイキックを、久々にお見舞いする伊織。
それは、彼女が一人で芸能活動をしてからは、見せてこなかっただろう、素顔。

そして、当時を懐かしみ、過ぎ去った10年間を想い、憂いの混ざった笑顔を
浮かべたのだと思います。



さて。最後に「破られた写真」についてですが、
その隣には、アイドル活動を始めた当初の彼女たちの写真が
飾られていました。

そして7動画のラストは、再会を果たした2人の写真。

となると、破られたあの写真は、時間軸としてはちょうどその間。
アイドルとして活動中だった頃のやよいと伊織の2ショットであろう、
というのが、自分の考えです。


アイドルを辞めたやよいが、決別の意味をこめて破いた、大切な思い出。
でも、そこに一緒に写っていたであろう伊織との間柄は、
アイドルであるか否かを問わず、真実であったはずです。
だからこそやよいは、一度破いた写真を補修して、写真立てに入れて、
大切にして、それでも、あの当時の辛い思い出は現実に残っているから、
伏せたままにしていたのではないでしょうか。
そういった流れを踏まえると尚更、写真に手を伸ばしたかつての伊織の姿が、
「オレンジ」と相まって、やよいの心に響いたのではないか。
そんな感じがします。




・・・いやぁ、的外れな部分も多いと思いますが、ここまで書いて、
スッキリした!
作者が「いやあれ、やよいはPと結婚してたんっすよ」とか言っても、
もう関係ない!
自己満足の極みに今、自分はおります、はい。


解釈はどうあれ、やっぱり、「100年たってもやよいおり」は真理ですね!
コメントを見ていたら、「by明音」とありましたが、
あれは、ぷちます!ネタかなあ。ご本人だったら嬉しいかも。

あと、まるで関係ないけど総統閣下の一言に笑わせていただきました。

総統閣下が『ぷちます!』11〜13話を視聴するようです。

「桃栗3年 柿8年 100年経ってもやよいおり」
なんて含蓄のある言葉だ・・・!

ともあれ、素晴らしい2人の関係を描いてくれたことに、
ただただ、感謝です。