GARDEN CITY LIFE

緑丸と申します。日々、アンテナに引っかかったことを綴っていこうと思います。

〜2011上半期ニコマス20選を振り返る〜08

たるき亭営業日誌 九品目 「弁当」

08 ニゴリP

ずっと楽しみに追いかけていたシリーズ。
ひと段落ということで、まずはお疲れ様です。
気が向いたら、また、エピソードを聞きたいですね。

チョイスしたのは、個人的に一番納得したエピソード。
上手いし、美味いです。

こんな店で昼飯喰いてぇ…

紅白で言うところの『第一部トリ』

そこで選ばせて頂いたのは、“主宰”ガルシアPがニコマス界に提案した一概念であるところの『ぐるm@s!』。
その中でも二大名作と勝手に考えているところのひとつである「たるき亭営業日誌」でした。
(もう一つは、まあ誰もが納得でしょうが、「水瀬伊織の食卓」です。)


アイマスと食べ物と言えば、「はらぺこちーちゃん」然り、「万かつサンド」然り、「らぁめん」然り、実に様々な作品があります。


が。

食べることは生きること。

生きることは悩むこと。


食べ物をモチーフにした作品は数あれど、「食事」そのものとアイドルとの関係性を真正面にテーマに据えたニコマス作品というのは、実はあまりなかったと思うのです。
(個人的には、だからこそ、『ぐるm@s!』という発想も産まれたのかな、と思います。)


本記事ではあえて「主人」と呼ぶことにしますが、各アイドルから実に様々な呼び方をされる、本シリーズの語り部である「たるき亭」の主人。
たぶんこの動画の世界では、主人自身が、それだけ多面性を持った魅力的な大人として、アイドルの眼には映っているのだろうと思います。
だって、アイドルが皆知っている人なのに、呼び方だけがそれぞれ違うなんて、普通に考えてあまりありません。

社長ほど年を取っちゃいないが、
事務員の子や
「プロデューサー」って呼ばれてるあのあんちゃんと比べたら、
そりゃちょっとは色んな経験もしてるさ。

…なんてことをサラリと言ってしまいそうな大人は、実は、アイドル達の身の回りにはあまりいないはず。
(すいません、この台詞は、勝手に脳内で考えたものです。
でもこの主人なら、こんな言い方しそうじゃないですか?)


こうしたことを考えても、主人がこの動画の世界で、どれだけ765プロにとって重要な存在となっているか、ということが、自然に伝わってきます。
「とのばな」でカメオ出演?されたのも、納得です。
芸能界とは関係はしないけど、アイドルにとってかけがえのない存在。
そういったキャラクターを作り出してくれたニゴリPに、心から感謝です。


話は変わりまして。

この動画の心地いいのは、一見説教くさいようでいて、実はそうでもないこと。
主人はヒントを出してはいますが、結論を出すのは、アイドル自身なのです。

どんなに本心を隠していても、食べ物の前では、人間、正直になる。
これはもう、本能のようなものです。

でも、だからこそ、ここで出された食事を通じて、それぞれのアイドルの選んだ道は、正しい方向に進んだんだろうと思います。

恩着せがましさがないんですね。だから、物語としてとても後味が良いのです。


いつの日か、新しいエピソードと巡り合えたら、と思います。



…関係ありませんが、どうしてもこの動画、「深夜食堂」とダブるのですが(まあ、モチーフとしていることに間違いはないでしょう)、この主人と小林薫は、ちょっと違うなー、と思っています。
ちょっと、年上過ぎるんですね。

個人的には、ぐっさんPぐっさんで脳内変換しています(笑)
年齢的にもちょうどよさげだし。
普段は案外アイドル達を和ませつつ、締めるときは締める、な〜んて感じなんじゃないかなあ、と考えています。

>ニゴリP様
イメージと違うようでしたら、申し訳ございません。



さて。

ここで第一部終了しました。
N○Kニュースの時間です。
ということは、ちょうど晩の9時台。
晩の9時といえば、あの番組、というイメージですし、
裏番組も気になるけど、近年、紅白の裏と言えば、あの番組です。

…えぇ、続いての2作品は、こんな発想で並べたのです、実は。



…というわけで「〜2011上半期ニコマス20選を振り返る〜09」に話は続くことになります。