GARDEN CITY LIFE

緑丸と申します。日々、アンテナに引っかかったことを綴っていこうと思います。

〜2011上半期ニコマス20選を振り返る〜サムネ1選

おいアイマスがニュース番組で取り上げられてるぞ

サムネ1選 ドリP

最後まで20選に入れるか悩みました。
本編のクオリティの高さも異常ですが、
サムネのインパクトも個人的に強かったので、
ここで選ばせて頂きます。

今回から、自分の20選について、マイリストに書ききれなかった選出理由を書いていこうかと思います!

で、最初ですが、やっぱりインパクト重視だろう、ということで、サムネ1選を。

サムネ1選で第2位(16票)、20選でも66票を獲得した、ある意味、化物な動画です。


………以下、あくまで個人的な感想に過ぎませんので、予めご了承下さい。


ドリPといえば、ドリフターズコント55号など、おっさんホイホイな番組にアイマスのダンスを組み込む手法を取り入れ、独自の世界観を演出しているP、という印象があります。

もちろん、今回の題材である「クローズアップ現代」も、ある意味、おっさんホイホイなわけですが、これまでのドリPの作品とこの作品の大きな違いは、

「不自然なのに自然」ではなく、
「自然なのに不自然」を、

上手く表現した、という点にあるのではないかと思います。
実は、後者の片鱗は、過去作品であるクイズダービーのMADでも既に表れていると思っています。


例えば、これまでのドリPの代表作であるドリフ物などは、大百科でも指摘されていますが、歌っているシーンをそのまま引用しているので、見る側の印象としては、アイドルの動きが主となり、本来ならそれに似つかわしくないシチュエーションである背景(番組)は従となります。

そこに違和感が生じて、でも、何となく動きがシチュエーションに合っているから、「不自然なのに自然」という印象を覚えるわけです。
(タグで言えば、「だいたいあってる」というやつですね。)


それが、クイズダービー物や今回の作品では、背景であるはずの番組が主であり、アイドルがむしろおまけとなっています。つまり、番組の構成・流れはそのままに、ナレーションを上手く繋いで、アイドルにも特に無駄な動きをさせないことで、番組に上手く溶け込ませているのです。
従って、見ている側としては、アイドルの存在に、むしろ違和感を覚えることになります。

そこに、サムネのような、「本来主であるべき番組キャスターの律子化」や、その後のパイナップルの画像が唐突に出てくるので、それがたまらなくおかしなものとして映り、「自然なのに不自然」という感覚に陥ってしまうわけです。


このあたりの匙加減の上手さが、爆発的な再生数に繋がったのではないか、と考えています。


で、悩みに悩んだのですが、やはり「自然なのに不自然」なことが一目で分かるサムネ1選にする方が、この作品に対する自分個人の正しい評価なのではないか、と考え、選ばせて頂きました。
サムネ1選・20選共に高い支持を得たのは、当然の結果だと思いますので、悔いはありません。

今後も、クオリティの高い作品が来ることを楽しみにしています。