GARDEN CITY LIFE

緑丸と申します。日々、アンテナに引っかかったことを綴っていこうと思います。

〜2011下半期ニコマス20選を振り返る〜Part2

鉄は熱いうちに打て。
ということで、続いてPart2です。

今回は本当に、ノベマスを多く選出しました。
他の方の20選を見て、
自分の当落線上にもあった作品ばかりなので
ちょっと焦りはありますが、
うん、でも後悔はしていない。

06 ぺぎゅううううう氏 マネージャー秋月律子 第1話

ト書きも心理描写も表情の使い分けもなく、
会話のみで“魅せてくれた”作品。
ノベマスの新たな可能性を感じずにはいられません。
作者の方の巧みな構成に、頭から「ゆげ」が出そうです。

マイリストでは冷静なコメントに留めましたが
今期一番してやられた動画だよ、こんちくしょおぉぉぉぉぉ!!!

…ふぅ。

実際の話として、
最低限の情報しか提示せず、
そこから見る側は色々と展開を想像するわけで、
それを産み出せるというのは、かなり高等的なんですよ。
それを「楽に動画を作れる方法」と言ってのけるところに、
ニコマスPの奥深さを感じずにはいられません。
お見事な匠の業でした。
そして、この動画における律子と美希の関係。
根底で通じ合っていても、こういった関係性も有り得ると
思わせるところが、凄いなあ、と思います。

07 カマトロP アイドルマスター漫画最終話「弱小事務所と765プロ」

長年楽しませて頂いた名作がエンディングを迎えましたので、敬意を表して。
かなりドタバタ、ちょっと感動。
毎月第一金曜日が楽しみでした。

見終わった後の
「終わっちゃったなあ」という虚脱感と
「完結おめでとう」という祝福感との
複雑な気持ち。
非常に楽しませて頂きました。

関係ないけど、カマトロPは真の「紙芝居師」だなあ、
と勝手に考えていまして。
と言うのも、結構、絵の使い回しが多いんですね。

本来の手書きであれば、いくらでも状況に合った絵を
書けばいいわけです。
そのほうがよりストーリーが際立つはずだから。
でも、カマトロPはそれをしない。
理由として、時間的な制約もあるのでしょうが、
同じ絵なのに全く別のシチュエーションや感情表現を
表すことができている、というのは、
やはり、絵ヂカラが強い方なんだなあ、と思うわけです。
凄く、魅力的です。

新シリーズも引き続き、追いかけていきたいと思います。

08 シトロエンP【アイドルドライバー 第六話】アイドルドライバー
 
文句なしのハッピーエンディング&20選選出。
完結編は年を越しましたが、そんなの関係ねぇ。
ここまで原作の世界観を損なわず、外伝を作り上げる技量には
ただただ、感服です。

上半期にも選出していますので、
今更申すまでもないのですが、
2011年トータルで見て、
一番のノベマスであったと確信しています。

…現在も連載中のものを除いて、ですけどね。
ちなみにこの基準では、2番手は、
選出しませんでしたが、「Boy Meets Girl」です。

下半期に発表された第三話以降は、
絵理と尾崎さんを取り巻くキャラクターと
様々な事情(?)が見え隠れして
世界観が広がると共に、
2人の関係についても、
無自覚、または、
あえて気付かないふりをしていた状況から
少しずつ変化が見えてきます。

でも、決してその変化には無理はなく、
月日を重ねるように、自然なものだったのです。

そうして迎えた結末。
2011年、この動画に出会えたことに、感謝します。

09 ランプキンP 【NovelsM@ster】 高嶺に響く 第1話

もうひとつ、良質のノベマス。
代表でランプキンPのお名前を記しましたが、
後方に控えし協力者の方々がとにかく自分好みで、
これはもう、間違いのないいいお話でした。

良質な2時間ドラマを見た気分。
なんだかんだで、響と貴音のコンビは、
かなり強固な関係だなあ、と感じます。
カップリングといった意味ではなく、
二人で一つ、みたいな。
そういったあったかい気持ちにさせられました。

それにしても、ランプキンPもさることながら、
おしるP/格無しP/燦々P/RAP氏
何、この豪華なシナリオ協力陣?
その他の協力者のPの方々も含めて、
響が(いい意味で)愛されているんだなあ、と
つくづく感じました。

10 赤ペンP アイドルマスター2 伊織、またまた暴れだす。

伊織って、自問自答が似合うアイドルなんだなあ、と
つくづく思います。
そして自分を信じているんだなあ、とも。
そんな彼女が焦燥感に駆られたらどうなるんだろう。
多分こうなるんだろう。
でも大丈夫。
彼女にはそばに仲間がいるのですから。

前半戦トリは、これしかないという思いで選びました。
実際、自分の友達が自分より先を行く、
なんてシチュエーション、普通の人間でも
結構キツイものがあります。
アイドルで、且つ自我が人一倍強い伊織なら尚更。

彼女の場合、そこで自分を限りなく責めそうな気がするのです。
色んなことを自分で背負ってしまいそうな気がするのです。

でも、傍らには仲間がいるし、
ライバルであってもやっぱり友達な、あの娘がいる。

そうして積み重ねた経験が結実する日。
晴れの舞台には、仲間と友達がいる。
そんな繋がりは、何より大切だと思うのですね。

2011年は「絆」なんて言葉が結構目につきましたが、
これもある意味、それを感じさせてくれる作品でしたので、
前半トリにふさわしいと思います。




ここで前半戦終了です。
ちょっと小休止して、後半戦も楽しみたいものですね♪



…というわけで「〜2011下半期ニコマス20選を振り返る〜Part3」に話は続くことになります。