GARDEN CITY LIFE

緑丸と申します。日々、アンテナに引っかかったことを綴っていこうと思います。

〜2011上半期ニコマス20選を振り返る〜20&EX

アイドルマスター 支援ライブ“The world is all one!!

20 えびP

初めて見たとき、とにかく泣けたし、沁みた。


20番目にしましたが、決して20位ということではなく、
2011年上半期に起こった出来事を忘れない、
という意味を込めて、あえてここにしました。
紅白で言う、大トリです。

アイドルマスター】 水瀬伊織メドレー 「いおめろ!」 【合作】

EX
安息香P / いろはP / うぐぅP / えびP / カジカP
カマトロP / きつねP / ぐっさんP / けるまP / syu-kaP
じろうP / SerikaP / dodoP / ぷっつんP / ベホイミP

合作メンバーに、既に選んだPもいるので、
泣く泣く20選/サムネ1選のカウント外としました。
でも、どうしても、TOPに入れたかったんだ…。

CMから公開まで、久々にワクワクしながら待ち、そして、
期待以上の内容に狂喜乱舞した動画です。

長いことうだうだ続けてきましたが、
チラシの裏企画も今回がラストです。
20選ラスト、そして、あえて20選から外したEXです。


2011年3月11日14時46分の「あの瞬間」。
個人的な話ですが、実家も近県でして、電話を何度もしたのですが、
一切繋がらず。
陳腐な表現ですが、不安と焦燥に一睡もできず、一晩過ごしたことを
記憶しています。当然ですが、ニコマスどころではありません。

ようやく実家の無事が確認できたのが翌日の午後。
そこで安心して、ネットを繋いで、
ニコニコ動画が生放送とポイントの寄付を呼びかけていたことを知ります。

そして、2011年03月13日02時58分に、この動画はUPされます。
その間、36時間。

実際にどの程度の時間を費やされたのかは分かりませんし、
これが動画制作として速いのかどうかも判断がつかないのですが、
この動画に対する、プロデューサーであるえびPの思い。
そして、登場するアイドルたちの思い。

何より、先頭を切って行動を起こした、その勇気。

自分自身、被災者ではないものの、
思いが強く伝わってきたように感じました。

そして、このえびPの行動は、決して忘れてはならない。

その一心で、20選に選ばせて頂きました。




ここからは冷静になって、想像を膨らませてみるとします。
(というより、個人的な妄想です。)

まずはじめに思ったのは、
なぜ、このメンバーであったのか。

伊織派かどうかを抜きにしても、
765プロの中で、地震直後、即時行動を起こそうとしたのは、
きっと彼女だったろうと思います。
生来の正義感。
また、富裕層の家系に育ったが故に養われたボランティア精神。
それらの基礎が、こうした状況でアイドルは何をすべきか、
ということを、瞬時に考えさせたのではないかと思うのです。

周りの大人が反対する中、(そこには竜宮の仲間である律子や
あずささんも、あるいは含まれていたのかもしれません)
それでも、伊織は強い意志を持ってライブに臨もうとします。

そんな伊織に賛同したのが、
自分の境遇と重なって、同じく辛い立場にいる人を救いたい、と
望んだやよいであり、
竜宮の仲間として、リーダーである伊織の判断は正しい!と
自信満々に元気付けてくれた亜美であり、
亜美が言うことなら絶対大丈夫だよ、と積極的に話に乗ってきた
真美だったのではないでしょうか。

そして春香については、ここ、妄想のキモですが、
おそらく伊織から協力をお願いしたのではないかと。

自分に賛同してくれた3人。でも、4人だけではまだ足りない。
本当に全身で「アイドル」を体現している春香がいるからこぞ、
このライブには意味があるんだ。伝わるんだ。
…そう、伊織なら考えるのではないかと思います。
そこには私心は何も無く、純粋な被災地への思いがあります。
だからこそ伊織は、何の躊躇いも無く、頭を下げ、参加を依頼します。

頭を垂れた伊織に対し、春香は優しく微笑み、謝辞と、そして
受諾の意思を伝えるのです。
そして、センターは春香に、と提案した伊織に対し、
このライブをしたいと最初に言った伊織がセンターだからこそ、
きっと思いは伝わるんだ、と春香は告げたのでしょう。

そこで初めて、地震以来悲壮な表情だった伊織は笑うのです。
「センターを喰ったら承知しないわよ、にひひっ」てな感じで。
(実際、この動画で、春香のアップは結構多いんですよねw)


そして、舞台は幕を開ける----------。


春香も、思いは伊織と一緒なわけです。
でも、地震直後のこの今は、自分が出るべきときではない、と
考えたのです。

自分がもし何かを表現する必要があるとしたら、
それは、時を経て、全貌が分かったとき。
人々が不安と迷いを覚え、それでも日々を過ごさなければ
ならなくなったとき。

アイドルマスター】“BORDERLINE”PV【春香】

自分の中では、完全にこの2作品の世界観は一致しています。

元気を与えようとした伊織。
問題を提起してそれでも人々を包み込もうとした春香。
いずれも、アイドル=偶像にしかできない役割なのです。




最後の作品に触れます。

結果的に嘘予告となりましたが、この動画が出た時点で、
狂喜乱舞していました。

【合作】水瀬伊織メドレー「いおめろ!」【CM】

満を持して、といいますが、
良くぞまあ、これだけのプロデューサーが
集まったものだ…、と。


そして迎えた5月5日。
至福のときを過ごし、これを見終わった瞬間、
それまで未参加であった20選への参加を決意したのです。
はい、この時点では、20選入り決定と考えていました。

その後、実際に選定作業を進めるうちに、この作品に対して
ひとつの疑問が浮かんできます。

「この作品は、1/20でいいのか?」

この動画なら20選に選ぶ人も多いし、
20選まとめ動画も、票数ごとの発表ではあるものの
別にそれを競うわけでもない。
ならば、自分が20選に加えることに何の意味があるのか。
選ばなくてもいいのでは、と考えたのです。

それよりも、特別な存在として扱いたい。
数多くのプロデューサーがそれぞれに表現した、
伊織に対する強い感情。
多彩なコメント。
間違いなくonly oneであり、今後も視聴し続けるだろう。

また、紅白であれば、特別枠が存在します。
2009年の矢沢永吉
2010年の桑田佳祐
出場枠という縛りを取り払っても、
普遍的に受け入れられるアーティスト・作品。

あるいは、出場歌手皆で歌う歌でもいい。

とにかく、
20選にエントリーされた作品は
全て自分にとって素晴らしいものなのだけれど、
それよりも一段高いものとして、
この作品を位置づけたかったのです。

そう考え、最後の最後、この作品を20選から外しました。


作品の内容への言及は避けます。
多彩さ、素晴らしさは言うまでもありませんし、
何より、いわゆる企画物を除き、
ここまでUPされる日を待ち望んでいた動画は
そうそうなく、
そして視聴した瞬間のうれしさは、
なかなか表現し辛いのです。

とにかく、「ありがとう」その一言に尽きます。




…というわけで、
長くなりましたが、2011上半期ニコマス20選の振り返りは、
以上となります。
予想より遅くなったけど、何とかけりをつけることができて
よかったー。
自己満足だけど、よくやったよ。

あと2ヶ月もすれば、(たぶん)下半期20選の時期です。
下半期はここまで濃いことはできそうにありませんが、
楽しみに選ばせて頂こうと思います♪